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薬剤師の“わ”ニュース(4/14)Vol.86

今回のトピックはこちら

医薬品卸の赤字配送が調査研究で明らかに

風邪でも患者さんは抗菌薬が欲しい!

リフィル処方箋実施状況調査

薬剤師の“わ”ニュ~スです😆

先週一週間(4/7~4/13)の出来事の中から、「薬剤師」に関係がある記事について、編集者の独断と偏見でピックアップして毎週月曜日の朝8時ごろに配信します❗️

独断と偏見なのでご意見は受け付けません!

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医薬品卸の赤字配送が調査研究で明らかに

国の研究費を使った調査・研究で「医療機関・薬局の低密度エリアにおける医薬品供給の実態と流通コスト分析」というものが発表されています。

研究の目的は、地域配送活動に関わる配達効率や配送に負担をかけている要因を明らかにすることです。

調査では医薬品の中で、安定供給確保の必要性がとくに高いと考えられる基礎的医薬品(2,358品目)、安定確保医薬品カテゴリA(抗生物質や麻酔薬など303品目) および安定確保医薬品カテゴリ B(156品目) の3つのカテゴリを選択して

カテゴリ別の医薬品卸の流通コストの把握と流通不採算の状況を調査しています。

結果、3カテゴリすべてで医薬品卸の配送コストが販売価格を上回る不採算状況に陥っていることが明らかになったと報告しています。

3つのカテゴリにおいて、各卸では採算割れとなっており、いずれも「対販売価コスト率」で100%を超えています。
#売れば売るほどマイナスになるということです

総配送回数と総配送距離、そして総配送時間の関係では、それぞれが総配送費用に影響を与えることが示されました。

当然と言えば当然かもしれませんが、今回統計的に配送回数、配送距離、配送時間が配送費用の増加に優位に影響することが示されました。
#単品単価交渉に影響が出るかもしれませんね
#都市部と地方で同じ価格は難しくなるのでは?

報告書の中で、「医薬品卸の間で取り扱い上の負担の大きい製品群についての調査」という項目があり、気になる項目をピックアップしました!

後発品のなかには、先発品と変わらない値引率(値引き幅が小さい)の製品が増えており、製薬企業もしくは医薬品卸が不当な利益を獲得していると誤解する得意先が多く、価格交渉に苦慮している。
#後発品は値引き率が大きいイメージがありましが、そうではない医薬品もあるんですね

取引先から低薬価品の急配を要請(急配への対応のため通常以上にコストが発生していても、別途、配
送料も請求できずコストが膨らむことが多い)。ちなみに急配の発生要因は、得意先の在庫管理のミス
等に起因することが多い。
#急配が多い薬局は本当に多いですよね

麻薬の納品において、「譲受書」が得意先で準備されていないことで不必要に⾧い納品時間が発生したり、譲受書の不備(印鑑違い・品名規格容量の記載ミス等)への対応を余儀なくされたりするケースがある。また、「譲受書」はその押印者が限定されており、取引先から納品の時間指定を受けることから通常納品以上に手間を要する。
#「譲受書」は準備しましょうね

保冷品の多くは、再販ができないことが多いため、取引先からの返品は断っているが、それでも返品
を強要されることがある。返品を受け入れざるを得ない場合、そのコストは医薬品卸の負担となる。
#受け入れてもらったこと無いけど、受け入れてる先もあるんですね

保冷品について、返品(当日中の取り消し)を前提とした納品を求められ、その要求を拒否した結果、帳合移動されたことがある。
#あまり無茶苦茶なことは言ったらダメですよね

単品単価交渉のポイントとして「地域差」と「コスト」があります。

詳しくは「薬剤師の“わ”ニュース(3/17)Vol.82」②単品単価交渉のポイントは「地域差」と「コスト」をチェック!

今回の調査が「単品単価交渉」に全く関係ないと思わないのは、私だけではないですよね?

詳しくはこちら
・医療機関・薬局の低密度エリアにおける医薬品供給の実態と流通コスト分析


②風邪でも患者さんは抗菌薬が欲しい!

「薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書 2024」というものが発表されました!

本報告書は、国内におけるヒト、動物、食品及び環境の各分野における薬剤耐性菌及び抗微生物薬使用量(又は販売量)の現状及び動向を把握し、薬剤耐性菌施策の評価を行うとともに課題を明らかにすることを目的に調査結果をまとめたものです。

とあります😆
#詳しくは各自読んでください!

報告の中で、国民の薬剤耐性に関する意識についての調査結果を発表していますのでご紹介します。

抗菌薬内服の調査について

2019年までは回答者全体の40%以上がかぜを理由として抗菌薬を内服していましたが、2022年は19.6%に減少し、2023年は22.9%でした。

新型コロナウイルスの感染症で20.2%が抗菌薬を服用したようですが
#結果として2023年は43.1%

傾向としては減少しています。

ですが、服用する側の一般国民(医療従事者は除く)への調査では、抗菌薬に対する考えは変わっていないようです。

「かぜやインフルエンザに対して抗菌薬が効果的である」と答えたのは、2017年が46.8%で、2023年も45.3%と変化が見られていません。

抗菌薬の内服を自己判断で中止したり、飲む量や回数を加減したことがある」の問いに対しては、2023年の結果では約2割が「ある」と回答しています。

この点は薬剤師が関われる領域なので、頑張っていきたいところですね!

一方、医師に対しても調査を行っています。

感冒に対して、どのように対応しているのか?

感冒への抗菌薬処方割合は「0-20%」との回答が 71.1%から 82.4%となり、処方割合が低くなっている傾向にあります。

しかし、患者さんから希望があった場合は、患者さんに説明しても納得しない場合は処方している傾向にあります。

最近の勉強会で、副鼻腔炎にも抗生物質は処方しない方がいいと教えてもらいましたが

その後、マクロライド系抗生物質が長期で処方された際に、疑義照会できませんでしたいし…

なかなか難しい問題ですね😅

詳しくはこちら
・「薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書 2024」


③リフィル処方箋実施状況調査

中医協において、「リフィル処方箋の実施状況調査報告書」が発表されています。

リフィル処方箋を増やすための調査報告で、その一部分をご紹介します!

本調査の前提として、以下の条件で薬局を分けています。

・リフィル処方箋を受け付けたことがある:過去に1件以上リフィル処方箋の発行実績がある

・リフィル処方箋を受け付けたことはない:上記以外

①応需医療機関数とリフィル処方箋の受付実績

これは感覚的に分かりますよね

応需している医療機関数が多ければ、リフィル処方箋を受け付ける確率も高くなります。

医療モールの薬局のように、ほぼモール内のクリニックの処方箋しか受け付けていない薬局では、モール内のクリニックがリフィル処方箋を発行していなければ、受け付ける機会も少なくなる傾向にあります。

②リフィル処方箋の受付有無と医療機関の距離

リフィル処方箋の受付有無と医療機関の距離の関係について、距離はあまり関係がないのかなと思います。

リフィル処方箋の受付有無について、どちらも近隣に医療機関がある薬局(▨)が多い結果になり、医療機関との距離はリフィル処方箋の受付有無にそこまで影響しないと思います。

③地域支援体制加算とリフィル処方箋有無の関係

傾向として、地域支援体制加算を算定している薬局の方がリフィル処方箋を受け付けている傾向にあります。

地域支援体制加算の取得は、加算項目によっては薬局の活動項目が多く、一部で処方箋集中率も影響するので、そのような取り組みの延長で処方箋を広く受け付けていることが関係しているのかなと考えます。

④認定薬局とリフィル処方箋の関係

認定薬局の有無とリフィル処方箋の受付有無の関係を見ると

リフィル処方箋を受け付けている薬局の多くが、何の薬局の認定も取得していない結果になっています。

これは、認定が無い方が多いということではなく、そもそも認定を取得している薬局が少なく、患者さんが薬局の認定を見て薬局を選択しているのではないからだと思います。

なにかどの結果もパッとしない気がしますが、私だけですかね😅

リフィル処方箋を普及させるために、色々な傾向を見ているのだと思いますが、どの要因もそんなにパッとしませんが、下の結果が一番わかりやすいのかなと思います。

どのような関係の医療機関からリフィル処方箋を受け付けたか?

最も多い結果は「近隣の診療所」です。

「同一敷地内の医療機関」のカテゴリーは、そもそも対象の医療機関数が少ないと思います。

クリニックモールやクリニックエリアでどんなに多くても10以上の医療機関が入ってる敷地内の薬局はあまりないと思います。

「近隣」の定義はあいまいですが、面で処方箋を受けている薬局はリフィル処方箋を受け付ける可能性が高く、それが結果として「近隣の診療所」になったんだと思います。
#①応需医療機関数とリフィル処方箋の受付実績より

多くの医療機関の処方箋を受け付けているので「リフィル処方箋」を受け付ける確率が高いだけで、それをもってリフィル処方箋が増えるのではないと思いますが…

結論、医療機関がリフィル処方箋を発行しないとリフィル処方箋は増えません!よね?

詳しくはこちら
・中央社会保険医療協議会診療報酬改定結果検証部会(第72回)議事次第


④ 新サービスのご紹介

あと1日だけ働いて稼ぎたい」、「勉強ができる薬局で働きたい」など、様々な理由で、あと少しだけ働きたいと考えている薬剤師さんは多いと思います。

しかし、希望するような条件で働ける薬局の求人はなかなか見つかりません😅

そこで、「もっと働きたい薬剤師」と「働ける薬局」のマッチングをサポートするために「シェアワーク」というサービスを始めました!

こんな薬剤師の方におススメです!

 ・独立を目指していて、他の薬局で勉強したい方
 ・病院で働いていて、保険薬局でも働いて収入を増やしたい方
 ・パートタイム勤務で、あと1日多く働きたい方
 ・(副業可の会社で)MRとして働いて、将来のために薬局業務を経験したい方
 ・大学教員で、臨床経験を学ぶために保険薬局を探しておられる方

薬剤師の“わ”のブログの「シェアワーク」のページに、薬剤師とマッチングしたい薬局(企業)の情報と働きたい薬剤師の情報が掲載されてます。

働きたい薬局が見つかればお繋ぎします。

ご質問等は、薬剤師の“わ”公式LINEにお願いします😃

薬剤師の“わ”ニュース(4/7)Vol.85

今回のトピックはこちら

HPKIセカンドの電子署名サービス有償に

特管3ロ5点→10点へUP

③スマホ保険証対応の“次期”顔認証付カードリーダー

薬剤師の“わ”ニュ~スです😆

先週一週間(3/31~4/6)の出来事の中から、「薬剤師」に関係がある記事について、編集者の独断と偏見でピックアップして毎週月曜日の朝8時ごろに配信します❗️

独断と偏見なのでご意見は受け付けません!

すき間時間を利用して、サクッと先週一週間の情報をGETしましょう!

※ニュースの情報をご活用される場合は、必ず皆さんの責任の元で情報を取得し、日々の業務にご活用ください

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薬剤師の“わ”を応援して下さる企業や団体様のお力添えにより、毎回のセミナー運営やその他の活動が行えています!



HPKIセカンドの電子署名サービス有償に

医療DX加算の要件として4月から電子処方箋管理サービスへの登録が始まりました。

電子処方箋管理サービスの利用にはHPKIカードが必要ですが、皆さんHPKIカードは持たれていますか?

持ち歩くと忘れたり、落としてしまうリスクがあるので、私のように色々な店舗を回られている薬剤師さんは「HPKIセカンド電子証明書」を活用されているかもしれません。

私もあまり詳しくはないですが…

HPKIカードを紛失してしまうリスクや主にはHPKIカードに使用する半導体・ICチップの不足によるHPKIカード生産の遅れを考慮して

HPKIカード発行対象者に対して追加で発行される2番目の電子証明書(HPKIセカンド電子証明書)を、事前に利用者が登録を行ったスマートフォンやマイナンバーカードを用いて認証を行うことで、HPKI電子署名を行うことができます。
#詳しくは調べてね

今までは、この「HPKIセカンド電子証明書」の利用は無償でした。

しかし、HPKIセカンド電子証明書を運営している組織から「継続的な公的資金の確保が困難な状況」と発表があり、それを理由に2025年4月から一部を有償にすると発表がありました😅

年度毎1年間分の利用料は以下一覧の通りです。
・診療所、保険薬局 1万円/年 (税込1万1千円/年)
・病床数 400床未満の病院 5万円/年 (税込5万5千円/年)
・病床数 400床以上の病院 10万円/年 (税込11万円/年)

電子処方箋を進めたいと言っているのに、有償になればまた電子処方箋の利用率が落ちると思いますが…😅

2025年4月から一部有償はスタートしていますので、利用料の支払いが必要です。

2025年5月末までにご入金を確認出来ない場合は、2025年6月中に支払い案内の書面が届くようです!

そして、2025年7月末までに支払いが確認出来ない場合は、2025年8月1日からサービス利用が出来なくなるようです。

皆さんは「HPKIセカンド電子証明書」今後も活用されますか?🤔

詳しくはこちら
・HPKIセカンド電子証明書による電子処方箋及び電子調剤記録に対する電子署名サービスの利用料に関するご案内

・セカンド電子証明書(日本薬剤師会)


②特管3ロ5点→10点へUP

診療報酬の中間改定による見直しにより、2025年4月から「特定薬剤管理指導加算3ロ(特管3ロ)」が5点→10点になります。

特管3ロは、①選定療養の説明②供給不安による銘柄変更の説明で算定できる加算です(詳細は下記)

①後発医薬品が存在する先発医薬品であって、一般名処方又は銘柄名処方された医薬品について、選定療養の対象となる先発医薬品を選択しようとする患者に対して説明を行った場合

②医薬品の供給の状況が安定していないため、調剤時に前回調剤された銘柄の必要な数量が確保できず、前回調剤された銘柄から別の銘柄の医薬品に変更して調剤された薬剤の交付が必要となる患者に対して説明を行った場合

加算が10点になった背景は以下の2点です🤔

①選定療養の説明が薬局の大きな負担になっている

②医薬品の供給不安が続いており、患者さんへの説明の負担が大きい

選定療養や銘柄変更など、意外と算定機会が多い加算なので、ぜひ算定していきたいですよね🤔

算定するにあたってのポイントは以下になります!

①患者さん1人につき対象の医薬品が最初に処方された1回に限り算定可能

②どの医薬品で加算を算定したのか薬歴とレセプトにコメントを記載

選定療養や(供給不安による)銘柄変更で、薬剤師が指導・説明が必要と認めた医薬品について最初の1回だけ算定できるので、医薬品が変更になったり、追加になった際には、算定する機会になります。

加算を算定した際は、どの医薬品で加算を算定したのか記録を残すのが良いと思います。薬歴とレセプトコメントを残したらバッチリだと思います😌

詳しくはこちら
・中間年改定の年に行う期中の診療報酬改定について(中医協 総-3 6.12.25)


③スマホ保険証対応の“次期”顔認証付カードリーダー

スマホ保険証(スマートフォンに搭載したマイナンバー保険証)の導入準備が始まっています。

Androidでは対応していたマイナンバーカードの機能の一部を取り入れる「スマホ用電子証明書搭載サービス」が、iPhoneでも2025年春に開始予定で

iPhoneへの電子証明書の搭載後、一部の医療機関での実証事業がスタートされます。

現在は、顔認証付きカードリーダーでマイナ保険証の確認をしていますが今後は、

薬局の顔認証付きカードリーダーで操作をした上で、汎用カードリーダーにスマートフォンでのマイナ保険証をかざしては利用するようです。
#操作が増えて使いにくい!

カードリーダーも用意しないといけないのかな?

そして登場するのが「次期顔認証付カードリーダー
#「次期」ってなに?

現在の顔認証付カードリーダーでは、スマホ保険証に対応するために、外付けの汎用カードリーダーが必要になります。

そこで、「次期顔認証付カードリーダー」では、スマホ用電子証明書も読み取れるようになるようです。
#買い替えないといけないの?

「次期顔認証付カードリーダー」は令和8年夏頃からが販売されるようです。

詳しくはこちら
・マイナ保険証の利用促進等について(令和7年4月3日)


④ 新サービスのご紹介

あと1日だけ働いて稼ぎたい」、「勉強ができる薬局で働きたい」など、様々な理由で、あと少しだけ働きたいと考えている薬剤師さんは多いと思います。

しかし、希望するような条件で働ける薬局の求人はなかなか見つかりません😅

そこで、「もっと働きたい薬剤師」と「働ける薬局」のマッチングをサポートするために「シェアワーク」というサービスを始めました!

こんな薬剤師の方におススメです!

 ・独立を目指していて、他の薬局で勉強したい方
 ・病院で働いていて、保険薬局でも働いて収入を増やしたい方
 ・パートタイム勤務で、あと1日多く働きたい方
 ・(副業可の会社で)MRとして働いて、将来のために薬局業務を経験したい方
 ・大学教員で、臨床経験を学ぶために保険薬局を探しておられる方

薬剤師の“わ”のブログの「シェアワーク」のページに、薬剤師とマッチングしたい薬局(企業)の情報と働きたい薬剤師の情報が掲載されてます。

働きたい薬局が見つかればお繋ぎします。

ご質問等は、薬剤師の“わ”公式LINEにお願いします😃