今回のトピックはこちら
① 単品単価交渉!地域差と取引条件も考慮必要
② 電子処方箋導入準備状況マップ
③ ゾコーバは費用対効果が悪い
薬剤師の“わ”ニュ~スです😆
先週一週間(10/7~10/13)の出来事の中から、「薬剤師」に関係がある記事について、編集者の独断と偏見でピックアップして毎週月曜日の朝8時ごろに配信します❗️
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① 単品単価交渉!地域差と取引条件も考慮必要
今年も妥結率の報告の時期になってきました😆
医薬品の価格については、「医療用医薬品の流通改善ガイドライン」において単品単価交渉を行うことを基本としています。
この単品単価交渉の解釈について議論されました。

イチ医薬品ずつ価格を交渉する単品単価交渉以外の交渉として、総価交渉があります。
上図にあるように、一律値引きやメーカーごとの値引きがこれにあたります。
#これは分かりますよね🤔
ただ今回は、単品単価交渉を解釈するための注文をつけてきました。

ポイントは「地域差」と「取引条件等」です!
そもそも.単品単価交渉の定義には
「他の医薬品の価格の影響を受けず、地域差や個々の取引条件等により生じる安定供給に必要なコストを踏まえ、取引先と個別品目ごとに取引価格を決める交渉」とあり
「地域差」と「取引条件等」については記載されていますが、ちゃんと検討してますか?と注文をつけてきました。
地域差とは、都市部や田舎、または都道府県によって医薬品の納品状況は異なりますので、その差のことだと思います。
#特に離島などは納品が大変ですよね
また、取引条件とは配送回数、購入金額、支払条件、返品、急配等の条件のことで、これらの条件を考慮していますか?ということです。
様々な地域で薬局を展開しているグループ薬局について
薬局の地域差や取引条件等を考慮して、品目ごとにその平均額に基づいた価格交渉をしているなら、単品単価交渉として解釈しましょう、となっています。
#地域差や取引条件を考慮したことを示す書類でも出さないといけないのかな?
また、取引価格の交渉を一括して受託する業者の価格交渉について
加盟施設ごとに地域差や取引条件等を考慮し、加盟施設の確認の下で品目ごとの価格交渉が行われているのであれば、単品単価交渉として解釈しましょう、となっています。
#共同購入って、そういう仕組みになってましたっけ??
令和7年度からの実施予定ですが、妥結率等の報告の仕組みが変わります。
妥結率の報告書について「医療用医薬品の取引状況」と「医療用医薬品の流通改善に関する取組状況」に関する報告項目が追加されましたが

この追加された部分について、医薬品卸から医療機関や薬局に提出させることになりそうです。
現状は、薬局と医薬品卸の双方の流通ガイドラインへの理解を深めるためにとなっていますが、それだけなんでしょうかね…
詳しくはこちら
・医療用医薬品の流通改善に関する懇談会(第38回)資料
・「医療用医薬品の流通改善に向けて流通関係者が遵守すべきガイドライン」の改訂について
② 電子処方箋導入準備状況マップ
厚生労働省が電子処方箋の導入拡大の取り組みとして「電子処方箋導入準備状況マップ」を公開しました。

ただし、一部民間病院を含みますが、基本的には公的病院の状況しか分かりません😅
(★)運用開始済の病院、(★)開始準備中病院、(★)導入予定の病院を表しています。

ほとんどの病院が導入予定ということで、まだまだ進みそうにないことが分かります😅
近隣の医療機関が導入済みならば、もしかしたら電子処方箋対応の処方箋が来るかもしれませんので、一度確認して頂くのが良いかと思います!
電子処方箋については、2025年3月までには概ねすべての医療機関や薬局に導入することを目標としています。

しかし、2024年10月6日時点では上図のような状況です。
あと半年でどこまで進むのでしょうか…🤔
詳しくはこちら
・一部民間病院を含む公的病院の電子処方箋導入準備状況マップを公表しました。
③ ゾコーバは費用対効果が悪い
インフルエンザやコロナウイルスが流行する時期になってきましたが
今回、ゾコーバ錠125mg(エンシトレルビル)の費用対効果に関する報告が出ていましたのでご紹介します。
結論から言うと、ゾコーバ錠には「追加的有用性はない」と考えるということです。
追加的有用性とは、医薬品の追加的有用性とは、新しい医薬品が既存の治療法や薬剤に比べてどれだけの追加的な利益や価値を提供するかを評価する概念です。

今回、ゾコーバの費用対効果の評価について、新型コロナウイルス感染による発熱、咽頭痛、咳などの症状のある患者において、以下1と2で比較しています。
1.対象集団(重症化リスク因子のない患者)VS 比較集団(標準治療)
2.対象集団(重症化リスク因子のある患者)VS パキロビット服用
◆製造販売業者の主張
分析対象集団(a)において、発熱を認める患者の「熱っぽさ又は発熱」が快復するまでの時間は、ゾコーバ投与により短縮傾向が認められる。
また、早期のゾコーバの投与は、5症状(熱っぽさ又は発熱、倦怠感又は疲労感、鼻水又は鼻づまり、喉の痛み、咳)の快復までの時間をより早期に短縮した。
分析対象集団(b)においては、ウイルスRNA量の変化量は、抗ウイルス薬の重症化予防効果と相関するため、アウトカムとして適切と考えられることから、ゾコーバはパキロビットに対して、追加的有用性は示されていないが、効果は同等である。
◆専門組織の意見
ウイルス量の変化が重症化に影響するとのことだが、企業が提示したデータは、デルタ株のデータであり、オミクロン株に適用できるかは不明。流行株がオミクロン株になってからは、ウイルス量を早く下げることが症状改善につながることを証明したデータはない。
一方で、症状の軽減効果は大規模な試験での結果もあることから、有効性がゼロとは言い切れないが、その有効性を含めて、費用対効果は極めて悪いことが示されている。
パキロビットも現在、費用対効果評価から薬価が下げられたラゲブリオを費用対効果評価の分析中であり、パキロビットに追加的有用性がないと判断された場合は、パキロビットとラゲブリオいずれの薬剤も標準治療と効果が同等という評価になるため
つまり、ゾコーバの費用対効果は、標準治療に比べ、効果が同等で費用は増加するということになる。とのことです。
う~ん、すこし難しいですが
ゾコーバは費用対効果が悪く、今後、薬価が下がるかもしれないということですね!
詳しくはこちら
・中央社会保険医療協議会 総会(第596回) 議事次第
④ 最後にお願い
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毎回のセミナーでは、日本薬剤師研修センター(PECS)の単位を取得していただけます😃
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