薬剤師の“わ”ニュース(8/25)Vol.105

今回のトピックはこちら

医療機関の54.2%電子カルテ導入不可能と回答

スギHDが300店舗以上展開のセキ薬品の株式を取得

「男性×飲酒者×ラーメンのスープを半分以上飲む」はカラダによくない

薬剤師の“わ”ニュ~スです😆

先週一週間(8/18~8/24)の出来事の中から、「薬剤師」に関係がある記事について、編集者の独断と偏見でピックアップして毎週月曜日の朝8時ごろに配信します❗️

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①医療機関の54.2%電子カルテ導入不可能と回答

国は電子処方箋の普及時期を2025年3月としていましたが、医療機関(病院・クリニック)への導入が1割程度ということで方針を転換しました。
#薬局の普及は8割以上

電子処方箋を普及させるためには電子カルテの普及が必要とのことで、電子カルテの普及を新たな目標としました。

では、この電子カルテがどの程度利用されているのか?

電子カルテが普及しないと電子処方箋どころではないですよね😅

今回、日本医師会が「紙カルテ利用の診療所の電子化対応可能性に関する調査」を発表しました。

調査の目的は以下です。
①紙カルテ利用中の診療所が、今後、電子カルテの導入が可能か否

②電子カルテの導入が不可能な場合はその理由

紙カルテが必要との回答が77%でした!

54.2%が電子カルテを導入不可能ということで、なかなか高い割合ですよね😅
#ちなみに厚生労働省の調査では、薬局の8割以上が電子薬歴を導入済み

電⼦カルテを導⼊できない理由の多い項目として、以下のような回答があります。

・電⼦カルテの操作に時間がかかり、診察が⼗分できなくなる
・導⼊の費⽤が⾼額であり、負担できない
・導⼊しても数年しか電⼦カルテを使⽤する⾒込みがない

薬剤師の方で、薬歴を書くために薬歴パソコンを見ながら話している薬剤師さんいますよね

医師がカルテを操作するとなると、カルテの操作に必死になり診察に影響がでるかもしれませんね

「費用が高額」が理由なのは分かりますよね🤔

電子薬歴でもいい値段するのに、電子カルテだともっとお高いんでしょうね😅

電子薬歴に色々な機能が付いていますが、それって十分に使えてるんですかね?
#シンプルで安価な電子薬歴が欲しい

今回の調査で「年代が高いほど電子カルテ導入不可能が多い」とありますが、ご高齢の先生では3つめの回答が本音ですよね。

高い電子カルテを導入しても、その費用が回収できるまで続ける見込みがないなら、導入しようとは思いませんもんね😅

民間の電子カルテは費用が高いという問題に対して、現在、デジタル庁が「標準型電子カルテ」を開発中で2026年度目途の完成を目指しているということです。

「医療DXの推進に関する工程表」において、遅くても2030年には概ねすべての医療機関で電子カルテ導入を目指すとなっており、「標準型電子カルテ」が完成すれば本格的に電子処方箋が進んでいくのでしょうか?

電子処方箋の運用はまだまだ時間がかかりそうですね

詳しくはこちら
・紙カルテ利用の診療所の電子化対応可能性に関する調査:公益社団法人 日本医師会


②スギHDが300店舗以上展開のセキ薬品の株式を取得

前回のニュースで、マツキヨココカラ&カンパニー(子会社)が119薬局を展開している新生堂薬局の株式を取得するニュースをご紹介しましたが

今回は、スギホールディングスがセキ薬品の株式を取得するというニュースが発表されました!

セキ薬品は埼玉県を中心に店舗展開しており、2025年8月1日現在、ドラッグストアセキが219店舗、セキ薬局が102店舗を展開しています。

埼玉県はドラックストアの数が多いようで、24年のデータでは人口10万人あたりドラックストア数は16.5店です。

これは、東京(14.8店)や神奈川(14.1店)と比べても高く、埼玉県はドラックストアの激戦エリアになるようです🤔

一方で人口は減少傾向にあり、顧客の奪い合いなど競争が厳しくなることが予想され、それらを見越しての動きなのかもしれません。
#しらんけど

最近、薬局やドラックストアの合併のニュースが多いように感じますね😅

診療報酬改定は上がる見込みがありませんし、薬価もまだまだ下がりそうですし、業界的には厳しい状況ですね

詳しくはこちら
・株式会社セキ薬品の株式の取得(持分法適用会社化)に関するお知らせ:スギホールディングス株式会社


③「男性×飲酒者×ラーメンのスープを半分以上飲む」はカラダによくない

皆さんは週に何回ラーメンを食べますか?

私は立ち食いうどん派なので、うどん&蕎麦なら週に3回以上は食べてますね🤣

今回、山形大学(医学部)と山形県立米沢栄養大学の研究チームが

「Frequent Ramen consumption and increased mortality risk in specific
subgroups: A Yamagata cohort study」

「ラーメンの頻繁な摂取と特定のサブグループにおける死亡リスクの上昇:山形コホート研究」

を発表しました。

子供の頃に「ラーメンばっかり食べてたら体に悪い!」や「ラーメンのスープは全部飲まない!」とよく母親に言われていましたが

なんとな~く体には良くないだろうな、と皆さんも思っていたと思います。🤔🤔

その疑問に対して、今回、調査された結果が報告されました!

<調査の概要>

対象者:40歳以上の6,725人(男性2,349人、女性4,376人)

調査方法:食事頻度質問票による自己記入式アンケート

ラーメン摂取頻度の分類:月1回未満、月1〜3回、週1〜2回、週3回以上

スープ摂取量:50%以上 VS 50%未満

統計解析:死亡リスク分析(年齢、性別、喫煙、飲酒、糖尿病、高血圧、脂質異常症などを調整)

結果、全体としては統計的な有意性は認められなかったようですが、週3回以上の摂取群で死亡リスクが1.52倍高い傾向が見られたようです。

サブグループ分析では、以下のような結果が得られています。
#サブグループ分析とは、特定のグループに分けて傾向分析することです。

男性:「週3回以上」摂取で死亡リスクが有意に高い(HR=2.07)

年齢70歳未満:「週3回以上」摂取で死亡リスクが有意に高い(HR=2.20)

スープを50%以上飲む人:「月1回未満」摂取でも死亡リスクが高い(HR=2.43)

飲酒者:「週3回以上」摂取で死亡リスクが高い(HR=2.71)

#HR(ハザード比):HR=2.0なら2倍のリスク

全体としては有意な差はみられなかったようですが

男性でお酒を飲んだ後に良くラーメンを食べられる(スープを半分以上飲む)方は、カラダには良くなさそうなので控えましょうということでしょうかね😅

詳細は論文をお読みください!

詳しくはこちら
・Frequent Ramen consumption and increased mortality risk in specific subgroups: A Yamagata cohort study, The Journal of Nutrition, Health and Aging 29 (2025) 100643

・【プレスリリース】ラーメンの過剰摂取が一部の人々の死亡リスクを高める可能性——山形コホート研究より


④ 新サービスのご紹介

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薬剤師の“わ”ニュース(8/18)Vol.104

今回のトピックはこちら

ヘパリン類似物質外用液0.3% の乳剤性と水性

12月薬価収載される後発医薬品発表

③マツキヨココカラ&カンパニー(子会社)が119店舗の株式取得

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ヘパリン類似物質外用液0.3% の乳剤性と水性

ヒルドイドローション0.3%の「一般名処方の標準的な記載」が変わります!

今までヒルドイドローション0.3%は「【般】ヘパリン類似物質外用液0.3% 」で処方箋に記載されていました。

令和7年8月14日より「【般】ヘパリン類似物質外用液0.3%(乳剤性):以下、乳剤性」と「【般】ヘパリン類似物質外用液0.3%(水性):以下、水性」となります。

「乳剤性」と「水性」の準先発品は共にヒルドイドローション0.3%となっていますが

(上図)一般名処方マスタのExcelデータを編集

一般名処方マスタ(例外コード表)では、「乳剤性」に該当する製品が

ヒルドイドローション0.3%(準先発品)とヘパリン類似物質ローション0.3%「ラクール」とヘパリン類似物質ローション0.3%「NIT」となっています。

一方、「水性」に該当する医薬品は表に示す製品になっています。

どういうことなのか?🤔

ここからは私の勝手な理解です。

ヒルドイドローション0.3%に対しての後発医薬品は「乳剤性」と「水性」が該当します。よって、処方箋にヒルドイドローション0.3%と記載があれば、今まで通り

ヘパリン類似物質ローション0.3%「NIT」とヘパリン類似物質ローション0.3%「日医工」が調剤できる。

しかし、一般名が記載されている処方箋では

【般】ヘパリン類似物質外用液0.3%(乳剤性)と書かれていたら、ヘパリン類似物質ローション0.3%「NIT」を調剤しましょう、という理解なのでは??

医師が処方を入力される際、先発医薬品を一度選んでから一般名記載に変更されると思います。
#初めから一般名で入力は少ないかと

その場合、ヒルドイドローション0.3%を選択して一般名に変換すると

【般】ヘパリン類似物質外用液0.3%(乳剤性)と表示される。

今までは「乳剤性」と「水性」の区別が無かったのでどちらでも調剤できましたが、14日からは「乳剤性」と「水性」に分けられるので、それぞれに該当する製品を選択することになると思います。

ただ、「ローション」という剤型を変更するのではないので、「乳剤性」と「水性」のどちらの医薬品で調剤しても問題はないかもしれません😅
#外用剤の剤型を変更する場合は疑義照会が必要です

「乳剤性」と「水性」の区別は8月14日から適用になっています🙇🏻‍♂️

詳しくはこちら
・処方箋に記載する一般名処方の標準的な記載(一般名処方マスタ)について(令和7年8月14日適用)

・「後発医薬品への変更調剤ルール(解説編)」日医工医療行政情報:資料No.20221013-2009(1)

・社会保険診療支払基金 医薬品マスター 更新日:2025年8月13日


②12月薬価収載される後発医薬品発表

12月に薬価収載される後発医薬品が発表されました!

今回は17成分68品目が承認されました。

大型で言えば、2024年度896億円の売上を上げているフォシーガでしょうか?

ただ、ダパグリフロジン(フォシーガ錠)の後発医薬品を申請したのは3社(サワイ、武田テバ、ニプロ)です。
#少ないですよね

ただ、後発品の適応は2型糖尿病のみです😅
#適応の関係で他社は様子見ですかね

多くの会社が承認申請をしたのがビムパッド(2024年度売上が約257億円)で、12社が承認申請しています。

新たな後発医薬品が市場に出るのは良いことですが、問題は流通ですよね!

メーカーは、採用して欲しい時は

😆「月間使用量の錠数を必ず確保します!」と言っておきながら

😒「担当者が変わったので、私が約束してないので分かりません」って平気で言いますもんね~😅

多めに確保とまでは言いませんが、今までに調剤していた分くらいは確保してくれないと患者さんが不安になられます。

医薬品の流通が一向に改善する気がしませんが、なぜなんでしょうか

詳しくはこちら
・医療用後発医薬品として承認された医薬品について(事務連絡 令和7年8月15日)


③マツキヨココカラ&カンパニー(子会社)が119店舗の株式取得

マツキヨココカラ&カンパニーは、100%子会社のアンドカンパニーを通じて新生堂薬局の株式を100%取得することを発表しました。

こういうお話が続きますね~

大手の調剤薬局やドラックストアはどんどん大きくなっていきます。

薬局の合併・買収にも色々な形態がありますね

全然詳しくないのですが😅

事業承継ではなく、株式譲渡の場合は薬局の屋号(〇〇薬局)は残すことが多いように感じます。

薬局のブランド名もありますし、数約店舗の改装となると費用がかかるからですかね?
#しらんけど

今回はマツキヨココカラ&カンパニーという、マツキヨとココカラが以前に創った会社ではなく、別の会社(子会社:アンドカンパニー)が新生堂薬局の株式を取得したということです。
#なんのこっちゃ

この会社、アンドカンパニーについては、以下のように書かれています。

アンドカンパニーは、マツキヨココカラ&カンパニーとは異なるグループであり、各地域において信頼され支持されるかかりつけの薬局・ドラッグストアとして、各社の独自性を発揮していただくため、一定の地域における優位性を持った仲間(企業)を当社グループに迎え入れる組織として新設した中間持株会社。

株式は取得しますがマツキヨやココカラと違い、今までのようにその薬局の特性を活かして頂くために設けた会社ですよ(マツキヨやココカラの影響は受けませんよ~)って事を言いたいのでしょうか?🤔

今までのように、阪〇調剤がス〇薬局の子会社化!吸収された!という事ではなく

あくまで別の会社であり(株主が変わっただけで)、新生堂薬局は今までのように新生堂薬局ですよ~と言いたいのでしょうか?🤔

ただ結論は、マツキヨココカラ&カンパニーが子会社化したということだと思います🙇🏻‍♂️

詳しくはこちら
・当社子会社による株式会社新生堂薬局の株式取得に関するお知らせ マツキヨココカラ&カンパニー 2025.8.13 IR NEWS


④ 新サービスのご紹介

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