薬剤師の“わ”ニュース(9/8)Vol.107

今回のトピックはこちら

患者さんから信頼を得られる男性薬剤師の身だしなみは?

感冒等に抗生物質の処方は“原則”認められない!

アミティーザに腎保護作用

薬剤師の“わ”ニュ~スです😆

先週一週間(9/1~9/7)の出来事の中から、「薬剤師」に関係がある記事について、編集者の独断と偏見でピックアップして毎週月曜日の朝8時ごろに配信します❗️

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①患者さんから信頼を得られる男性薬剤師の身だしなみは?

最近、薬局の薬剤師やスタッフの求人で「髪色自由」の求人をよく見かけます。

PHARMACY NEWSBREAKにも掲載されるくらいです。
「従業員の身だしなみ「原則自由」に キリン堂(2025/2/28 )」

薬剤師や事務員の採用が難しくなる状況で、髪色やアクセサリー着用の自由が求人に影響するということから、様々な薬局が「自由」をアピールしていると思います。
#どれくらい影響するのかな?

このタイミングで興味深い論文が発表されていたのでご紹介します。

患者さんに信頼感を与える男性薬剤師の身だしなみを調査した結果です。

結論から言うと、患者さんに最も信頼感を与える男性薬剤師の外見は
黒髪×普通の髪型(長髪ではない)×アクセサリーを着けていない×きれいな白衣×ネクタイ無しのワイシャツ」です。

逆に最低値を示したのは
「茶髪×長髪×アクセサリーを着けている×汚い白衣×ネクタイ無しのワイシャツ」です。

個別の影響度でいうと①服装、②頭髪、③アクセサリーの順に影響を与えるようです。

1番影響を与えるのは服装です!

最近スクラブを着ている薬局も多いですが、白衣とスクラブはどちらが患者さんに信頼感を与えるのか?

この論文では先行研究を引用して「患者は薬局薬剤師に対し白衣をほかの服装よりも好むことから」と書かれていますが、先行研究が海外のデータなので日本にも該当するのかは分かりません😅

ただ、「きれい」な服装であることは大切ですよね!

汚い、汚れている白衣の薬剤師は信頼感が落ちるということです。

次に患者さんからの信頼関係に影響を与えるのが頭髪です。

頭髪では「髪色」と「髪型」に分けられますが、「髪色」の方が影響度が高いようです。

黒髪が信頼度上昇に寄与し、茶髪は信頼度下降に影響度を与えているという結果を示していました。

詳細は論文を読んでください
#日本語の論文です!

ChatGPTに『「髪色自由」の薬局求人の件数を調べて』と聞くと、Indeedでは約1,000件以上と表示されました。

患者さんからの信頼を得ることも必要ですが、現在の多様な考え方を受け入れて求人をしないと人財が来ないという現実もあります😭

まあ、多くの方がどんな外見が良いかは分かっていますよね😆

詳しくはこちら
・男性薬局薬剤師の身だしなみが患者の信頼感に与える影響に関する予備的調査—コンジョイント分析による検討—


感冒等に抗生物質の処方は“原則”認められない!

皆さんもご存じだと思いますが

『「支払基金における審査の一般的な取扱い(医科)(第27回)」(26事例)』というものが発表されました。

社会保険診療報酬支払基金において診療報酬請求に関する審査が行われていますが、その審査の取り扱いについて発表されたものです。

今回発表された内容で興味深いものがあったのでお知らせします。

ただし前提として、「本公表事例に示された適否が、すべての個別診療内容に係る審査において、画一的あるいは一律的に適用されるものではないことにご留意願います」と逃げどころも用意されています🤣

多くの医療従事者が知っているウイルス性の感冒に抗生物質は有用性が低いという事実。

でも患者さんが「抗生物質を出してください」というから抗生物質が処方される。

抗生物質を処方してくれない医師の評価が下がるので、仕方なく処方される抗生物質。

そんな処方に対して社保・国保共に、「感冒等への抗生物質の処方(算定)は認めない」と発表しました。

どこまで厳格にこの取り扱いがなされるのかは分かりませんが、薬局にもそれなりの影響があると思います。

一般的に薬局の収益は秋から冬にかけて高く、春から夏場は低くなる傾向にあります。

冬は流行性の感染症や風邪の患者さんが増えるからですが

咳止めや去痰薬などは処方されるかもしれませんが、抗生物質が処方されないなら病院に行く患者さんが減るかも?しれません。

これから秋、冬と風邪の患者さんが増える時期になりますが、実際にどのような影響が出るのでしょうかね🤔

詳しくはこちら
・「支払基金における審査の一般的な取扱い(医科)(第27回)」(26事例)


③アミティーザに腎保護作用

便秘薬のアミティーザ(ルビプロストン)に腎保護作用があることが発表されました。

既存の医薬品を本来の適用とは異なる疾患に転用する事例がありますが、今回も便秘薬が腎臓保護に有益であるというの意外ですね。
#ドラッグリポジショニング

慢性腎臓病の方で多い便秘によって腸内環境の乱れが生じて腎機能を低下させると仮説を立てられたようです。

凡人の私には腸内環境がなぜ腎機能に影響を与えるのかの発想が分かりませんが😅

メカニズムとしては、アミティーザ(ルビプロストン)が腎臓のミトコンドリア機能を改善する「スペルミジン」を産生する菌を増やすようです。

アミティーザ(ルビプロストン)の用量依存的に腎機能の低下を抑制したと報告されています。

今後、慢性腎臓病の方の便秘にアミティーザ(ルビプロストン)の処方が増えそうですね!

詳しくは、プレスリリースは論文をお読みください🙇🏻

詳しくはこちら
・慢性便秘治療薬ルビプロストンの腎保護作用を世界で初めて臨床試験で確認 -腸内細菌叢の改善でミトコンドリア機能が向上-/東北大学大学院医学系研究科・医学部ホームページ


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