薬剤師の“わ”ニュース(9/16)Vol.108

今回のトピックはこちら

沢井製薬と日医工が後発品の生産集約

獣医療薬学研修スタート:東京薬科大学

10錠シート vs 14錠シート

薬剤師の“わ”ニュ~スです😆

先週一週間(9/8~9/15)の出来事の中から、「薬剤師」に関係がある記事について、編集者の独断と偏見でピックアップして毎週月曜日の朝8時ごろに配信します❗️

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沢井製薬と日医工が後発品の生産集約

未だに医薬品の供給不安定が続き、改善の兆しが見えませんが🤔

そんな状況で、どこかのお偉い議員さんが「後発品の業界再編が薬価を下げるためには必要」と主張されています。
#もう薬創らなくなるよ

そんな中、後発医薬品の供給について、沢井製薬と日医工が生産集約で合意したと発表しました。

医薬品を安定供給するために、選択と集中をするということです。

現在の供給不安を受け、品目を統合する手続きについては厚生労働省が特定を設けており、従来の6ヶ月から1.5ヶ月で対応できるようになっているようです。

今回の合意について報告されているのは、30医薬品のうち、16品目は一方で生産を中止して、もう一方で生産・販売。
#サワイか日医工のどちらかで販売

残りの14品目は、一方の工場に集約して生産するということです。
#会社が異なるので別々の工場で生産して薬を1つの工場でまとめて生産

心配なのが、一方で生産を中止する16品目について、生産中止する側の薬を納品していた場合、生産を続けるもう一方の薬を納品してもらえるのかな?
#卸に納品実績が無いとか言われないよね

生産集約なので業界再編とまでは言えませんが、病院、薬局・ドラックストア、医薬品メーカー、医薬品卸など、今後色々と動きがありそうですね☹️

詳しくはこちら
・サワイGHDと日医工、後発薬30品目統合で合意 26年から(日本経済新聞:2025年9月10日)


②獣医療薬学研修スタート:東京薬科大学

SNSなどで獣医師からの処方箋に対応されている薬局の投稿を見かけることがありますが、ほとんどの薬局では対応が難しいと思います。

しかし薬剤師法第19条では

薬剤師でない者は、販売又は授与の目的で調剤してはならない。ただし、医師若しくは歯科医師が次に掲げる場合において自己の処方箋により自ら調剤するとき、又は獣医師が自己の処方箋により自ら調剤するときは、この限りでない。

とあり、獣医療における医薬品の調剤においても、原則、薬剤師しか対応できない現状があります。

このような背景も受けて、薬剤師が獣医領域を学ぶ機会として、東京薬科大学が10月より獣医療における薬学研修プログラムをスタートするようです。

保険薬局業界が厳しい現状で、新たな薬剤師の職能拡大の機会になるのではないかと思います。
#知らんけど

ただ、今まで獣医療の処方箋を受け付ける機会が無かったように、学んだから突然対応できるかというと、環境が整っていないと思います🤔
#そもそも獣医療の処方箋が来ないし

また既に獣医療の処方箋に取り組んでいる薬局もあります。

ビジネス的な側面だけではないですが、ペットヘルスケアの課題に取り組むために創られた「東京海上ウェルデザイン」や日本保険薬局協会、スギホールディングスが関係していることを考えると、保険医療以外の収益として今後成長するのでしょうか?

ご興味のある方はぜひご受講を

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▲地域の薬局リソースの活用可能性について

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▲研修講座概要(計8コマ)

詳しくはこちら
・【2025年10月より】獣医療における薬学研修プログラムの受講案内を開始します:東京薬科大学


③10錠シート vs 14錠シート

少し面白い論文が報告されていたのでご紹介します。

10錠ヒートと14錠ヒートのどちらが扱いやすいか?というテーマに対する調査研究です。

製剤によって10錠ヒートと14錠ヒートが存在しますが(たまに21錠ヒートもありますね)、この包装個数について、取り扱いやすさやリスク・クレームの観点から、薬局薬剤師と病院薬剤師に行ったアンケート結果が報告されています。

おそらく、多くの方で想像がついていると思いますが、「10錠シート」の方が過誤が少なく作業効率が良いと結果が出ています。

「10錠シート」が扱いやすいという回答は圧倒的ですね!

明らかに計算がし易い。

一方で14錠ヒートについて、病院薬剤師では「扱いにくい」が多いですが、薬局薬剤師では「扱いやすい」も多い🤔

保険薬局では、1週間(7日)単位の日数で処方されることが多いので(14日、42日など)、14錠ヒートも一定の人気はあるということなのでしょうか

包装個数が複数あることによるリスクや問題事例などの内容については、論文を読んで頂ければと思います。

この論文の締めくくりに、「10錠への統一を検討するよう提案する。」とありますが

本当に「10錠シート」だけで良いと思います。

詳しくはこちら
・薬剤師の視点からみた錠剤・カプセル剤の包装個数に関する意識調査:扱いやすさと調剤過誤リスクを考慮した理想的包装個数の検討, 田中秀和, 若林進, 末廣真理恵, 室高広, 医療薬学, 51(9) 541―549 (2025)


④ 新サービスのご紹介

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薬剤師の“わ”ニュース(9/8)Vol.107

今回のトピックはこちら

患者さんから信頼を得られる男性薬剤師の身だしなみは?

感冒等に抗生物質の処方は“原則”認められない!

アミティーザに腎保護作用

薬剤師の“わ”ニュ~スです😆

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①患者さんから信頼を得られる男性薬剤師の身だしなみは?

最近、薬局の薬剤師やスタッフの求人で「髪色自由」の求人をよく見かけます。

PHARMACY NEWSBREAKにも掲載されるくらいです。
「従業員の身だしなみ「原則自由」に キリン堂(2025/2/28 )」

薬剤師や事務員の採用が難しくなる状況で、髪色やアクセサリー着用の自由が求人に影響するということから、様々な薬局が「自由」をアピールしていると思います。
#どれくらい影響するのかな?

このタイミングで興味深い論文が発表されていたのでご紹介します。

患者さんに信頼感を与える男性薬剤師の身だしなみを調査した結果です。

結論から言うと、患者さんに最も信頼感を与える男性薬剤師の外見は
黒髪×普通の髪型(長髪ではない)×アクセサリーを着けていない×きれいな白衣×ネクタイ無しのワイシャツ」です。

逆に最低値を示したのは
「茶髪×長髪×アクセサリーを着けている×汚い白衣×ネクタイ無しのワイシャツ」です。

個別の影響度でいうと①服装、②頭髪、③アクセサリーの順に影響を与えるようです。

1番影響を与えるのは服装です!

最近スクラブを着ている薬局も多いですが、白衣とスクラブはどちらが患者さんに信頼感を与えるのか?

この論文では先行研究を引用して「患者は薬局薬剤師に対し白衣をほかの服装よりも好むことから」と書かれていますが、先行研究が海外のデータなので日本にも該当するのかは分かりません😅

ただ、「きれい」な服装であることは大切ですよね!

汚い、汚れている白衣の薬剤師は信頼感が落ちるということです。

次に患者さんからの信頼関係に影響を与えるのが頭髪です。

頭髪では「髪色」と「髪型」に分けられますが、「髪色」の方が影響度が高いようです。

黒髪が信頼度上昇に寄与し、茶髪は信頼度下降に影響度を与えているという結果を示していました。

詳細は論文を読んでください
#日本語の論文です!

ChatGPTに『「髪色自由」の薬局求人の件数を調べて』と聞くと、Indeedでは約1,000件以上と表示されました。

患者さんからの信頼を得ることも必要ですが、現在の多様な考え方を受け入れて求人をしないと人財が来ないという現実もあります😭

まあ、多くの方がどんな外見が良いかは分かっていますよね😆

詳しくはこちら
・男性薬局薬剤師の身だしなみが患者の信頼感に与える影響に関する予備的調査—コンジョイント分析による検討—


感冒等に抗生物質の処方は“原則”認められない!

皆さんもご存じだと思いますが

『「支払基金における審査の一般的な取扱い(医科)(第27回)」(26事例)』というものが発表されました。

社会保険診療報酬支払基金において診療報酬請求に関する審査が行われていますが、その審査の取り扱いについて発表されたものです。

今回発表された内容で興味深いものがあったのでお知らせします。

ただし前提として、「本公表事例に示された適否が、すべての個別診療内容に係る審査において、画一的あるいは一律的に適用されるものではないことにご留意願います」と逃げどころも用意されています🤣

多くの医療従事者が知っているウイルス性の感冒に抗生物質は有用性が低いという事実。

でも患者さんが「抗生物質を出してください」というから抗生物質が処方される。

抗生物質を処方してくれない医師の評価が下がるので、仕方なく処方される抗生物質。

そんな処方に対して社保・国保共に、「感冒等への抗生物質の処方(算定)は認めない」と発表しました。

どこまで厳格にこの取り扱いがなされるのかは分かりませんが、薬局にもそれなりの影響があると思います。

一般的に薬局の収益は秋から冬にかけて高く、春から夏場は低くなる傾向にあります。

冬は流行性の感染症や風邪の患者さんが増えるからですが

咳止めや去痰薬などは処方されるかもしれませんが、抗生物質が処方されないなら病院に行く患者さんが減るかも?しれません。

これから秋、冬と風邪の患者さんが増える時期になりますが、実際にどのような影響が出るのでしょうかね🤔

詳しくはこちら
・「支払基金における審査の一般的な取扱い(医科)(第27回)」(26事例)


③アミティーザに腎保護作用

便秘薬のアミティーザ(ルビプロストン)に腎保護作用があることが発表されました。

既存の医薬品を本来の適用とは異なる疾患に転用する事例がありますが、今回も便秘薬が腎臓保護に有益であるというの意外ですね。
#ドラッグリポジショニング

慢性腎臓病の方で多い便秘によって腸内環境の乱れが生じて腎機能を低下させると仮説を立てられたようです。

凡人の私には腸内環境がなぜ腎機能に影響を与えるのかの発想が分かりませんが😅

メカニズムとしては、アミティーザ(ルビプロストン)が腎臓のミトコンドリア機能を改善する「スペルミジン」を産生する菌を増やすようです。

アミティーザ(ルビプロストン)の用量依存的に腎機能の低下を抑制したと報告されています。

今後、慢性腎臓病の方の便秘にアミティーザ(ルビプロストン)の処方が増えそうですね!

詳しくは、プレスリリースは論文をお読みください🙇🏻

詳しくはこちら
・慢性便秘治療薬ルビプロストンの腎保護作用を世界で初めて臨床試験で確認 -腸内細菌叢の改善でミトコンドリア機能が向上-/東北大学大学院医学系研究科・医学部ホームページ


④ 新サービスのご紹介

薬剤師の“わ”では、“勝手に”薬剤師の生涯教育をサポートすることを活動の“使命”だと考え

リアルセミナーの参加費を安くし、オンラインセミナーは無料で開催しています。

当然、毎回のセミナーでは、日本薬剤師研修センターの単位が取得できます!

※薬剤師の“わ”アンケート調査結果より

しかし、薬剤師の“わ”が行ったアンケート調査結果より、セミナー等への参加にお金をなかなか使えないことも分かりました🤔

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この取り組みは、スポンサー様のご支援のおか

働きたい薬局が見つかればお繋ぎします。

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