薬剤師の“わ”ニュース(10/27)Vol.114

今回のトピックはこちら

緊急避妊薬「ノルレボ」が市販薬が製造販売承認を取得

特別調剤基本料Aとは?

ルールすり抜け敷地内薬局の半分が基本料1算定

薬剤師の“わ”ニュ~スです😆

先週一週間(10/20~10/26)の出来事の中から、「薬剤師」に関係がある記事について、編集者の独断と偏見でピックアップして毎週月曜日の朝8時ごろに配信します❗️

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①緊急避妊薬「ノルレボ」が市販薬が製造販売承認を取得

様々なメディアで発表されていますが、緊急避妊薬の「ノルレボ」が市販薬として製造販売承認を取得しました。

販売元は第一三共ヘルスケアになるようで、販売価格については未定ですが、薬局での試験販売の価格が7,000円~9,000円でしたので、その価格を参考にするようです。

緊急避妊薬の「ノルレボ」の市販薬ですが、薬機法改正により新設された「特定要指導医薬品」に分類されます。

2025年の薬機法改正で要指導医薬品のオンライン販売が一部解禁されたことにより、薬剤師による対面での販売・指導が特に必要とされる市販薬の区分として「特定要指導医薬品」が設定されました。

薬局・薬剤師の販売条件などは、「薬剤師の“わ”ニュース Vol.109」をご確認ください🤔

ここからは拡大解釈の妄想です・・・

2024年の調剤報酬改定で地域支援体制加算の施設基準要件に、緊急避妊薬の備蓄、相談対応、調剤供給が求められました。

薬局は「緊急避妊薬」について対応をしなさいよ!というメッセージです。

そして今回、緊急避妊薬の「ノルレボ」が市販薬となりました。

一方で、同じく2024年の調剤報酬改定で地域支援体制加算の要件に48薬効群OTC医薬品の取り扱いが追加されました。

それらを統合した時に、もしかすると緊急避妊薬「ノルレボ」の市販薬の備蓄が、地域支援体制加算で求められる……かもしれません☹️
#知らんけど

ただし、備蓄するだけではなく、相談・販売対応が求められるでしょう。

ご存じだと思いますが、緊急避妊薬「ノルレボ」の市販薬を販売するには、研修を修了しなくてはいけません。

ということで、公益財団法人日本薬剤師研修センターが実施する「緊急避妊薬の調剤及び販売に関する e-ラーニング」が必須になるのかな?と妄想しています😒

詳しくはこちら
・要指導医薬品として指定された医薬品について:事務連絡 令和7年 10 月 20 日


特別調剤基本料Aとは?

中医協において「敷地内薬局」のルールすり抜け・悪用に関して議論されていましたのでご紹介します!

まずその前に敷地内薬局とは?

敷地内薬局はご存じのように、医療機関が敷地内に薬局を誘致して薬局を建てさせるのですが、色々な大人の難しい事情が絡み合い、医療機関と薬局の独立性が問題視されています。

調査では、敷地内薬局の経費のうち、土地や建物の賃貸料が突出して高くなっています。

敷地内薬局を誘致したある滋〇医科大学のコメントでは、「患者の利便性向上と大学職員の福利厚生の一環として…」とありましたが、実際はどうなんでしょうね?
#病院の収益源になっているのでは?

敷地内薬局は、医療機関と薬局の独立性などの観点から、調剤報酬では特別な区分に分類されます。

敷地内薬局の基本料は、敷地内薬局のために創られた「特別調剤基本料A」を算定することになり、以下のような厳しい条件が課せられます。

「調剤基本料の各種加算および薬学管理料に属する項目は算定不可」

「1処方につき7種類以上の内服薬の薬剤料はマイナス10%で算定」

それでも調査では、唯一調剤報酬改定を経ても収益が高くなっている傾向にあり問題視されているようです。
#こんなに厳しくしているのに、なぜ収益が良くなっているんだ~ってことですかね

このような厳しい条件の敷地内薬局において、どのようなルールすり抜け・悪用があるのか、次でご紹介します!

詳しくはこちら
・中央社会保険医療協議会 総会(第622回) 議事次第:個別事項について(その3)(敷地内薬局)


ルールすり抜け敷地内薬局の半分が基本料1算定

今回問題視されたのが、本来は敷地内薬局なので「特別調剤基本料A」の対象だが、例外(ただし書き)をうまく活用して特別調剤基本料A以外を算定している薬局がある、ということです🤔

令和元年の調剤報酬改定時の特別調剤基本料は、「病院敷地内かつ集中率95%超、届出を行っていない」となっていました。敷地内の対象が病院でした。

しかし、令和2年の改定では、「保険医療機関と特別な関係(敷地内)かつ 集中率70%超」となり、敷地内の対象が病院から医療機関(クリニック、診療所含む)になりました。

これにより、例えば従来より病院やクリニックの敷地内にある医療モールは特別調剤基本料Aの対象になってしまします😩

本来の特別調剤基本料(A)の目的は、医療機関が敷地内に薬局を誘致することによる独立性への問題の対応なので、上記の例のように、従来から存続する薬局は対象外という考えでした。

そのため、以下のような文章がただし書きとして追加されました。

ただし、当該保険薬局の所在する建物内に診療所が所在している場合を除く」です。

このただし書きを上手く利用して特別調剤基本料Aからルールすり抜ける薬局が、今回問題になっています。

しかも、このルールすり抜けの薬局の多くが、どの区分の調剤基本料を算定していると思いますか?

半数以上が調剤基本料1を算定しているそうです!😵

ルールすり抜け方法としては、敷地内薬局の2階や3階に医療機関を誘致するんです。

そうすれば、ただし書きの条件に該当する薬局になるという事です。
#ただし、当該保険薬局の所在する建物内に診療所が所在している場合を除く
#賢い!

しかも、処方箋発行率が低い医療機関(例えば歯科)を誘致しているようです。
#薬局運営に影響が出ないように、ただ医療機関を入れたいだけなので
#賢い

今回のこの話について、医療モールが大変なことになるなどのコメントをSNSで見かけますが、なんでなんでしょうか?
#私の理解が足りないかもしれません

ビル型の医療ールの場合は、ただし書きの規定により、特別な関係の有無に関わらず、特別調剤基本料Aに該当しないとなっています。
#モールには「ビレッジ型」と「ビル型」があります。

厚生〇働省の方に少し伺うと「概念を明確化したという感じですかね?」という回答でした。

今回のルールのすり抜けの議論に対して、医療モールは関係ないですよ!ということが言いたいのだと思います。

次回の調剤報酬改定で、このルールのすり抜け・悪用を行う敷地内薬局に対して、何らかの対応がありそうですね!

詳しくはこちら
・中央社会保険医療協議会 総会(第622回) 議事次第:個別事項について(その3)(敷地内薬局)


④ ご案内!

薬剤師の“わ”がセミナー開催数100回目を迎えるにあたり、初めて東京でリアル開催します🫶

特別セミナーでは、厚生労働省医政局総務課の太江俊輔 先生をお招きして、少し早いですが診療報酬、調剤報酬の動向などについてお話を伺いたいと思います。

今までリアル開催は大阪だけでしたが、今後、より沢山の薬剤師さんや医療に関わる方との輪を広げるために、関東での開催を決めました!

なかなかお会いできない関東の薬剤師さんとお会いできることを楽しみにしております

ぜひ、ご参加よろしくお願い致します!

薬剤師の“わ”ニュース(10/20)Vol.113

今回のトピックはこちら

薬科大学・薬学部 学生確保で連携

日本調剤上場廃止

スマホのマイナ保険証対応はお済みですか?

薬剤師の“わ”ニュ~スです😆

先週一週間(10/14~10/19)の出来事の中から、「薬剤師」に関係がある記事について、編集者の独断と偏見でピックアップして毎週月曜日の朝8時ごろに配信します❗️

独断と偏見なのでご意見は受け付けません!

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①薬科大学・薬学部 学生確保で連携

薬科大学(薬学部)が様々な連携を始めています!

人口減少で学生自体の人数が少なくなり、更に6年生と大学の増加により、薬科大学や薬学部では学生確保が難しくなっています🤔

そんな状況で薬科大学や薬学部も動き出しています。

薬剤師の“わ”ニュース Vol.82で取り上げた千葉科学大学ですが、「沖縄特別奨学金制度」という制度を実施するようです。

千葉科学大学は公立大学への移行を見送り、2026年度から沖縄県の学校法人(大城学園)に運営が変わりますが、それを記念しての対応のようです。

「沖縄特別奨学金制度」は、沖縄在住・出身者を対象に学費を国立大学と同等(年間535,800円)に設定するようで、薬学部は6年間適用されます。

沖縄には薬学部が無く薬剤師が不足しており、このような状況もふまえて沖縄での病院実習や就職まで支援を受けられる体制の構築も目指し調整しているようです。

年間1,200万円程度と言われてい私立薬学部の学費に対して、この制度の利用で年間約300万円になるのであれば、沖縄県の学生は千葉科学大学薬学部に行くかも?しれませんね

他にも横浜薬科大学が栃木県病院薬剤師会と協定を結んだり、神戸薬科大学が鳥取県と協定を結んだりと、大学は学生の確保のために、自治体などは薬剤師の確保のために、様々な連携の動きがあります。

他の薬科大学、薬学部も生き残るために今後も色々な連携があるかもしれませんね!

詳しくはこちら
・薬剤師の“わ”ニュース(3/17)Vol.82(千葉科学大学 法人変更で薬学部存続へ)

・千葉科学大学:沖縄特別奨学金制度のご案内


②日本調剤上場廃止

日本調剤が、2025年12月19日をもって上場廃止となる予定と発表されました。

詳しい内容は参照のリンクよりご確認ください!

日本調剤の株式は、株式会社AP86という会社(ファンド関係です)がすべて取得するようです。

つまり、日本調剤は株式会社AP86の完全子会社となります。

子会社になったから何なの?何か問題?

と言われたら、私にも分かりません😅

おそらく、どれほど働いている薬剤師にとっては、何も変わらないと思います。

ただ業界全体として、保険薬局ビジネスは成長から衰退局面に見える形で入ったということだと思います。

ある程度の枠(医療保険の総額)が決まっている市場で、どれだけシェアを取れるかのビジネスをしていたら、当然限界が来ます。

保険薬局ビジネスが本当に限界に来たということだと思います。

厚生〇働省の方と話していたら、今後、薬局は商社が運営していくんじゃないかと思っている、と言われていました。

大手各社も色々と保険外のビジネスを模索していますが、なかなか見つかっていないように思います。

そうなると、商社の数多あるビジネスの1つとして、保険薬局が位置づけられるのかもしれません。
#知らんけど

一方で、大手のドラックストアは調剤部門の買収を進めているので、ファンドが売却に動いた時に買いに来るかもしれません。

ス〇薬局?ウエ〇シア?マツモ〇キヨシ?

この分野は詳しくないのでま~ったく分かりませんが

ある日、日本調剤がマツモ〇キヨシになっているかもしれませんね!

詳しくはこちら
・株式併合並びに単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に関する臨時株主総会開催のお知らせ:日本調剤


③スマホのマイナ保険証対応はお済みですか?

皆さん!スマートフォンのマイナ保険証への対応はお済みですか?

カードリーダーが不足しているなどの情報が流れていますが、導入している医療機関や薬局は増えていいるようです。

厚生労働省でスマートフォンのマイナ保険証対応医療機関・薬局検索ページを公開しています!
#誰がこんなページ見るんやろ

全体では32,447件の医療機関・薬局が導入をしているようで、薬局では8,892件で導入されていて全体の約14.2%です。
#2023年度末で薬局数は62,828施設

皆さんも薄々分かっていると思いますが

国はマイナ保険証の利用率を上げたいので、必ず医療DX推進体制整備加算(医療DX加算)に手を加えてくると思います。

点数は変わらず10月、12月で利用率基準が上がっていますが、点数も上がるかも?しれません
#知らんけど

そして、後発品調剤体制加算はそろそろ限界かもしれません。

今までなだらかに上がっていた後発医薬品割合ですが、選定療養が導入されてグーンと上がっています🤣

私が国側なら、「患者の自己負担を導入して上がるなら、薬剤師の点数はもういらなくないか?」と思います。

薬剤師による安定供給の努力もありますが、急に点数が無くなることは無いと思いますが、医療DX加算の財源になるかも?しれません
#知らんけど

ただ言えることは準備しておいた方が良いのでは?ということです😆

詳しくはこちら
・スマートフォンのマイナ保険証対応医療機関・薬局検索ページ

・第200回社会保障審議会医療保険部会(ペーパーレス) 資料


④ ご案内

薬剤師の“わ”がセミナー開催数100回目を迎えるにあたり、初めて東京でリアル開催します🫶

特別セミナーでは、厚生労働省医政局総務課の太江俊輔 先生をお招きして、少し早いですが診療報酬、調剤報酬の動向などについてお話を伺いたいと思います。

今までリアル開催は大阪だけでしたが、今後、より沢山の薬剤師さんや医療に関わる方との輪を広げるために、関東での開催を決めました!

なかなかお会いできない関東の薬剤師さんとお会いできることを楽しみにしております

ぜひ、ご参加よろしくお願い致します!