薬剤師の“わ”ニュース(10/21)Vol.61

今回のトピックはこちら

① 薬学部の偏差値が40を切る?

ケアマネジャーが求める薬の情報は?

Amazonファーマシーどうなった?

薬剤師の“わ”ニュ~スです😆

先週一週間(10/14~10/20)の出来事の中から、「薬剤師」に関係がある記事について、編集者の独断と偏見でピックアップして毎週月曜日の朝8時ごろに配信します❗️

独断と偏見なのでご意見は受け付けません!

すき間時間を利用して、サクッと先週一週間の情報をGETしましょう!

※ニュースの情報をご活用される場合は、必ず皆さんの責任の元で情報を取得し、日々の業務にご活用ください

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薬学部の偏差値が40を切る?

薬学部の3分の1が偏差値40以下という記事が出ていました!

第83回九州山口薬学大会でそのような発表があったようですが…

そこで、薬学系大学の偏差値を調べてみました。

インターネットで簡単に3つのサイトを調べて、偏差値の順番に並べてみました!

「偏差値40以下が3分の1」ではないですが、偏差値40代が約半分程度ですね😅

偏差値が高いに越したことはないでしょうが、それが現場の薬剤師の能力とどれだけ相関性があるかですね🤔
#ただぁ~、国家試験の合格率には影響するやろな~

そもそも、薬学部・薬科大学をつくり過ぎですね😅

定員割れになっている大学があるので、そりゃ偏差値が低い学生も入学できますよ

そんなこと、ほとんどの薬剤師が分かってますよね

詳しくはこちら
・進学ゼミ高校講座(私立大学薬学系学部の大学一覧(偏差値順))

・ベスト進学ネット(薬学系大学偏差値ランキング2024)

・じゅけラボ予備校(【薬学部】大学偏差値一覧)


② ケアマネジャーが求める薬の情報は?

ケアマネジャー(ケアマネ)の医薬品情報へのアクセス状況や課題を明らかにするためのアンケート調査の結果が発表されました🤔

ケアマネジャーに情報提供する上で興味深い内容だと思うので、一部をご紹介します。
#詳しくは各自で読んでね!

<対象者>

調査の対象者はケアマネジャー547名
内訳は、主任ケアマネジャー350人(64%)、ケアマネジャー197人(36%)

医療系の資格保持者は約15%で、ほとんどが介護・福祉系の資格(介護福祉士や社会福祉士など)保持者でした。

①ケアプラン作成時にどれくらい医薬品情報を調べている?

ケアプラン作成時などに、どれくらい医薬品情報を調べるかの質問について

もっとも多いのが月に1回以上(48.1%)で、次いで1週間に1回以上(30.9%)でした。調べることはないと回答したのは4.9%で、多くのケアマネジャーが医薬品情報を調べていることが分かります。

②どのような医薬品情報が必要か?

多くのケアマネジャーが医薬品情報を調べていることが分かりましたが

では、どのような情報を必要としているのか?

上図:医療介護連携の要であるケアマネジャーが 医薬品情報を理解して適切なケアにつなげるための支援が求められる(一般社団法人 くすりの適正使用協議会)より

薬の作用や効果(93.2%)や薬の副作用(86.3%)が多く、新しく追加された医薬品がどのような目的で処方されたのか、またどのような副作用に注意しなくてはならないのか、などを確認していることが分かります。

この分野は薬剤師が最も得意とする部分であり、ケアマネジャーへの積極的な情報提供が必要であることが分かります。
#服薬情報等提供料2も算定できますね

医薬品情報には専門的な言葉や表現が多く、ケアマネジャーも難しいと感じているとの調査結果が出ているので、この点も情報提供すると良いかもしれませんね

詳しくはこちら
・医療介護連携の要であるケアマネジャーが 医薬品情報を理解して適切なケアにつなげるための支援が求められる

・【インターネットインフィニティー×くすりの適正使用協議会】
医療介護連携の要であるケアマネジャーが医薬品情報を理解して適切なケアにつなげるための支援が求められる


③ Amazon ファーマシーどうなった?

みずほ銀行の産業調査部というところが、「Amazon ファーマシー参入のインプリケーション」というものを発行しています。

Amazonファーマシーのことだけではなく、オンライン診療・服薬指導の状況や将来の調剤需要についても触れています。

勉強になるので、ぜひ一度読んで頂ければと思います。

ここでは一部をご紹介します!

① 短期ではAmazon参入のインパクトは小さい

2024年7月23日に「Amazon ファーマシー」が開始しました。
#今どうなってるの?

「Amazon ファーマシー」は薬局ではなく、提携した薬局を通じて、オンラインで服薬指導の予約から処方薬の配送まで利用できるサービスの名称です。

特徴は3つです
①オンライン服薬指導プラットフォームである
②オンライン完結
③主にドラッグストアと提携

現在、電子処方箋やオンライン服薬指導の普及が低調なので、「オンライン完結」と「オンライン服薬指導」が特徴であるAmazonファーマシーも、短期的には参入インパクトが小さいと評価されています。

②中長期には業界再編を後押しする可能性がある?

現状は、電子処方箋が普及していませんが、2025年3月までには、概ね全ての医療機関や薬局に導入することが国の目標となっています。
#2024年10月6日時点は、病院2.17%、医科診療所5.63%ですが

電子処方箋、オンライン診療が普及すれば、Amazon自身が薬局事業に参入する可能性もあります。

ここでは2つの方向性が書かれています。

1つがAmazon自身が薬局事業を行い、ユーザーの処方情報や問診情報などのヘルスデータを活用した、保険外の健康関連商品や健康管理サービスの展開です。

様々な薬局やドラッグストアが「健康」に重点を置いた取り組みをしていますが、顧客分析が得意なAmazonがリアル薬局を持つと脅威になるでしょう😩

2つ目が、「物流」です。

物流を含む対物業務を強化した薬局を運営する。

現在議論されている「外部委託」や「処方箋40枚規制」などの規制緩和が前提ですが

Amazonが数千の中小薬局をまとめて、共同購入や在庫の融通を行ったり

調剤業務の外部委託から物流を活かして患者宅まで直送するサービスの提供が考えられます。

私としては、「物流」を活かした事業が本命な気がしますね

何かの媒体で「セントラル薬局」の記事が出ていましたがNTTドコモやローソンなどが、このセントラル薬局に参入しています。

楽天は、自社の物流倉庫に直営薬局を開設してセントラル薬局のようなことをしています。

「Amazon ファーマシー」が話題になりましたが、様々な異業種企業がこの薬局事業に注目し、新しいサービスを展開しています。

詳しくはこちら
・Amazonファーマシー参入のインプリケーション(2024年10月15日 みずほ銀行 産業調査部)


④ 新サービスのご紹介

あと1日だけ働いて稼ぎたい」、「勉強ができる薬局で働きたい」など、様々な理由で、あと少しだけ働きたいと考えている薬剤師さんは多いと思います。

しかし、希望するような条件で働ける薬局の求人はなかなか見つかりません😅

そこで、「もっと働きたい薬剤師」と「働ける薬局」のマッチングをサポートするために「シェアワーク」というサービスを始めました!

こんな薬剤師の方におススメです!

 ・独立を目指していて、他の薬局で勉強したい方
 ・病院で働いていて、保険薬局でも働いて収入を増やしたい方
 ・パートタイム勤務で、あと1日多く働きたい方
 ・(副業可の会社で)MRとして働いて、将来のために薬局業務を経験したい方
 ・大学教員で、臨床経験を学ぶために保険薬局を探しておられる方

薬剤師の“わ”のブログの「シェアワーク」のページに、薬剤師とマッチングしたい薬局(企業)の情報と働きたい薬剤師の情報が掲載されてます。

働きたい薬局が見つかればお繋ぎします。

ご質問等は、薬剤師の“わ”公式LINEにお願いします😃

薬剤師の“わ”ニュース(10/15)Vol.60

今回のトピックはこちら

① 単品単価交渉!地域差と取引条件も考慮必要

電子処方箋導入準備状況マップ

③ ゾコーバは費用対効果が悪い

薬剤師の“わ”ニュ~スです😆

先週一週間(10/7~10/13)の出来事の中から、「薬剤師」に関係がある記事について、編集者の独断と偏見でピックアップして毎週月曜日の朝8時ごろに配信します❗️

独断と偏見なのでご意見は受け付けません!

すき間時間を利用して、サクッと先週一週間の情報をGETしましょう!

※ニュースの情報をご活用される場合は、必ず皆さんの責任の元で情報を取得し、日々の業務にご活用ください

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① 単品単価交渉!地域差と取引条件も考慮必要

今年も妥結率の報告の時期になってきました😆

医薬品の価格については、「医療用医薬品の流通改善ガイドライン」において単品単価交渉を行うことを基本としています。

この単品単価交渉の解釈について議論されました。

イチ医薬品ずつ価格を交渉する単品単価交渉以外の交渉として、総価交渉があります。

上図にあるように、一律値引きやメーカーごとの値引きがこれにあたります。
#これは分かりますよね🤔

ただ今回は、単品単価交渉を解釈するための注文をつけてきました。

ポイントは「地域差」と「取引条件等」です!

そもそも.単品単価交渉の定義には

「他の医薬品の価格の影響を受けず、地域差や個々の取引条件等により生じる安定供給に必要なコストを踏まえ、取引先と個別品目ごとに取引価格を決める交渉」とあり

「地域差」と「取引条件等」については記載されていますが、ちゃんと検討してますか?と注文をつけてきました。

地域差とは、都市部や田舎、または都道府県によって医薬品の納品状況は異なりますので、その差のことだと思います。
#特に離島などは納品が大変ですよね

また、取引条件とは配送回数購入金額支払条件返品急配等の条件のことで、これらの条件を考慮していますか?ということです。

様々な地域で薬局を展開しているグループ薬局について
薬局の地域差取引条件等を考慮して、品目ごとにその平均額に基づいた価格交渉をしているなら、単品単価交渉として解釈しましょう、となっています。
#地域差や取引条件を考慮したことを示す書類でも出さないといけないのかな?

また、取引価格の交渉を一括して受託する業者の価格交渉について
加盟施設ごとに地域差取引条件等を考慮し、加盟施設の確認の下で品目ごとの価格交渉が行われているのであれば、単品単価交渉として解釈しましょう、となっています。
#共同購入って、そういう仕組みになってましたっけ??

令和7年度からの実施予定ですが、妥結率等の報告の仕組みが変わります。

妥結率の報告書について「医療用医薬品の取引状況」と「医療用医薬品の流通改善に関する取組状況」に関する報告項目が追加されましたが

この追加された部分について、医薬品卸から医療機関や薬局に提出させることになりそうです。

現状は、薬局と医薬品卸の双方の流通ガイドラインへの理解を深めるためにとなっていますが、それだけなんでしょうかね…

詳しくはこちら
・医療用医薬品の流通改善に関する懇談会(第38回)資料

・「医療用医薬品の流通改善に向けて流通関係者が遵守すべきガイドライン」の改訂について


② 電子処方箋導入準備状況マップ

厚生労働省が電子処方箋の導入拡大の取り組みとして「電子処方箋導入準備状況マップ」を公開しました。

ただし、一部民間病院を含みますが、基本的には公的病院の状況しか分かりません😅

)運用開始済の病院、()開始準備中病院、()導入予定の病院を表しています。

ほとんどの病院が導入予定ということで、まだまだ進みそうにないことが分かります😅

近隣の医療機関が導入済みならば、もしかしたら電子処方箋対応の処方箋が来るかもしれませんので、一度確認して頂くのが良いかと思います!

電子処方箋については、2025年3月までには概ねすべての医療機関や薬局に導入することを目標としています。

しかし、2024年10月6日時点では上図のような状況です。

あと半年でどこまで進むのでしょうか…🤔

詳しくはこちら
・一部民間病院を含む公的病院の電子処方箋導入準備状況マップを公表しました。

・一部民間病院を含む電子処方箋導入準備状況マップ


③ ゾコーバは費用対効果が悪い

インフルエンザやコロナウイルスが流行する時期になってきましたが

今回、ゾコーバ錠125mg(エンシトレルビル)の費用対効果に関する報告が出ていましたのでご紹介します。

結論から言うと、ゾコーバ錠には「追加的有用性はない」と考えるということです。

追加的有用性とは、医薬品の追加的有用性とは、新しい医薬品が既存の治療法や薬剤に比べてどれだけの追加的な利益や価値を提供するかを評価する概念です。

今回、ゾコーバの費用対効果の評価について、新型コロナウイルス感染による発熱、咽頭痛、咳などの症状のある患者において、以下1と2で比較しています。

1.対象集団(重症化リスク因子のない患者)VS 比較集団(標準治療)

2.対象集団(重症化リスク因子のある患者)VS パキロビット服用

◆製造販売業者の主張

分析対象集団(a)において、発熱を認める患者の「熱っぽさ又は発熱」が快復するまでの時間は、ゾコーバ投与により短縮傾向が認められる。

また、早期のゾコーバの投与は、5症状(熱っぽさ又は発熱、倦怠感又は疲労感、鼻水又は鼻づまり、喉の痛み、咳)の快復までの時間をより早期に短縮した。

分析対象集団(b)においては、ウイルスRNA量の変化量は、抗ウイルス薬の重症化予防効果と相関するため、アウトカムとして適切と考えられることから、ゾコーバはパキロビットに対して、追加的有用性は示されていないが、効果は同等である。

◆専門組織の意見

ウイルス量の変化が重症化に影響するとのことだが、企業が提示したデータは、デルタ株のデータであり、オミクロン株に適用できるかは不明。流行株がオミクロン株になってからは、ウイルス量を早く下げることが症状改善につながることを証明したデータはない。

一方で、症状の軽減効果は大規模な試験での結果もあることから、有効性がゼロとは言い切れないが、その有効性を含めて、費用対効果は極めて悪いことが示されている。

パキロビットも現在、費用対効果評価から薬価が下げられたラゲブリオを費用対効果評価の分析中であり、パキロビットに追加的有用性がないと判断された場合は、パキロビットとラゲブリオいずれの薬剤も標準治療と効果が同等という評価になるため

つまり、ゾコーバの費用対効果は、標準治療に比べ、効果が同等で費用は増加するということになる。とのことです。

う~ん、すこし難しいですが

ゾコーバは費用対効果が悪く、今後、薬価が下がるかもしれないということですね!

詳しくはこちら
・中央社会保険医療協議会 総会(第596回) 議事次第

・医薬品・医療機器等の費用対効果評価案について


④ 最後にお願い

薬剤師の“わ”は、病院、薬局、企業に関係なく、薬剤師の繋がり「わ」を創りたいとの思いから、研修会や交流会を定期的に開催しています❗️

毎回のセミナーでは、日本薬剤師研修センター(PECS)の単位を取得していただけます😃

多くの方にセミナーや交流会にご参加いただくことが私たちの活動の源になりますので、ぜひ、研修会や交流会、オンラインセミナーのご参加をよろしくお願いします😆