今週のトピックはこちら
① 薬局の規模別で薬価差調査
② 医薬品共同購入の実態把握
③ ブリモニジン含有の点眼剤が要指導医薬品に!
薬剤師の“わ”ニュ~スです😆
先週一週間(5/18~5/25)の出来事の中から、「薬剤師」に関係がある記事について、編集者の独断と偏見でピックアップして毎週日曜日に配信します❗️
独断と偏見なのでご意見は受け付けません!
すき間時間を利用して、サクッと先週一週間の情報をGETしましょう!
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多くのご協力をいただき、薬剤師の“わ”は研修会やオンラインセミナーを開催しています!
① 薬局の規模別で薬価差調査
薬価差の実態を把握するために、更なる話し合いが進んでいます!
「医療用医薬品の流通改善に関する懇親会」では、過度な薬価差の偏在対応を目的に話し合いが行われ
20店舗以上のチェーン薬局において、乖離率が高く薬価差が大きい!という考えを示しました😩
病院、診療所と比べて、薬局において薬価差が大きい事が示されています。
#グレー:薬局、ブルー:病院、オレンジ:診療所
薬局の中でも20店舗以上の薬局チェーンの薬価差額が大きいことが問題としてあげられています。
ここでさらに、薬局のカテゴリーを細分化して調査することが提案されました。
「20店舗未満」か「20店舗以上」では、ちょっと大雑把ですもんね🤔
具体的には、1店舗、2店舗~19店舗、20店舗~299店舗、300店舗~499店舗、
500店舗以上の5分類です。
カテゴリーを細分化して、どの形態の薬局の薬価差が大きいのかを今後調査していくということです😩
詳しくはこちら
・医療用医薬品の流通改善に関する懇談会(第37回)資料
② 医薬品共同購入の実態把握
先に紹介した「医療用医薬品の流通改善に関する懇親会」では、「価格交渉代行を使用する取引」、いわゆる医薬品の共同購入についても議論されました。
医薬品の共同購入は、薬価差の議論でも問題視され、R6年度の調剤報酬改定で出された「妥結率等に係る報告書」では、医薬品の共同購入を利用しているかを確認する項目が追加されています。
話し合いでは、「価格交渉を代行する者」を定義しています。
医薬品卸売販売業者の中にも、特に小さな医薬品卸では、製薬企業から購入するのではなく、大きな医薬品卸から購入し、その医薬品を薬局に販売している実態があるからです。
これらの小さい医薬品卸等としっかりと区別し、いわゆる医薬品の共同購入業者を明確に区別して、その実態を調査するということです。
今後、本格的に調査することによって、医薬品の共同購入業者を利用することによる薬価差の状況も発表されると思います。
次回の調剤報酬改定では、先に話した薬局の薬価差調査もふまえて、何かしらの影響がでるの…かも??🤔
詳しくはこちら
・医療用医薬品の流通改善に関する懇談会(第37回)資料
③ ブリモニジン含有の点眼剤が要指導医薬品に!
ブリモニジン含有の点眼剤が要指導医薬品として承認されたようです!
厚生労働省の薬事審議会要指導・一般用医薬品部会において、千寿製薬の「マイティアルミファイ(ブリモニジン酒石酸塩)」の製造販売承認と要指導医薬品への指定が了承されました。
ブリモニジン含有の点眼剤は、医療用医薬品ではアイファガン点眼液0.1%として緑内障や高眼圧症に処方されています。
今回、要指導医薬品としての効能・効果は「結膜充血」です。
充血(結膜充血)は、 普段は見えない結膜の毛細血管が拡張してはっきり見えるようになり、白目が赤っぽく見える状態です😵
ゴミやほこり、紫外線やコンタクトレンズなど、外部からの刺激によって充血が起こる場合があります。また、長時間のスマホやパソコンの使用、睡眠不足でも起きます。
また、細菌やウイルスによる感染性結膜炎、アレルギー性結膜炎、結膜弛緩症、翼状片といった疾患でも結膜充血が生じます。
結膜充血に効能・効果をもつ市販薬は多く販売されていますが、要指導医薬品としてのニーズはあるのでしょうか?🤔
厚生労働省のサイトでも情報が公開されていないので、詳しい情報については今後メーカーから発信される情報をご確認ください
詳しくはこちら
・薬事審議会(要指導・一般用医薬品部会)
④ 最後にお願い
薬剤師の“わ”は、病院、薬局、企業に関係なく、薬剤師の繋がり「わ」を創りたいとの思いから、研修会や交流会を定期的に開催しています❗️
毎回のセミナーでは、日本薬剤師研修センター(PECS)の単位を取得していただけます😃
多くの方にセミナーや交流会にご参加いただくことが私たちの活動の源になりますので、ぜひ、研修会や交流会、オンラインセミナーのご参加をよろしくお願いします😆